振り付けイメージを伝える手段として-1

当時、コロナ対策で、中国への移動制限があり、入境が可能な外国人は、外交、公務、礼遇、と限定され、訪中ビザ免除もすべて停止されていました。日本にも入境措置が限定され、振り付け担当の中国人张建鵬氏と会えたのは、本番5日前の現地リハーサル会場でした。

コレオグラファー张建鵬氏との打ち合わせは、wechatとリモートミーティングとなるので、とてもストレスを感じながらの作業でした。

外国のクリエイターと仕事をする事は、楽しいのですが 自分の思い描く感性やイメージを、通訳者を通して伝える事は、本当に難しい作業です。 だからこそ 少しでも相手に届けられるようにするにはどうしたら良いのかと、この現場で学んだ事は多く、今、当時を思うと 自分の思いや考えを工夫して伝える事、自分が伝えたいと思う気持ちを一生懸命伝える姿勢が一番大切な事だったと思います。

当時 张建鵬氏に 直接会えない状況で、私の演出イメージをどうしたら伝わるのかと試行錯誤した手段は、自身が思うイメージに近いアーティストのミュージックビデオにウォレスの曲を当て込んで、編集したビデオを作成し、振り付けのイメージを伝えコミュニケーションを取っていました。参考までにマイケル・ジャクソン「Dangerous」のPVに「old school」の楽曲を当て込んだ振り付けイメージの動画資料を添付しておきます。

 

张建鵬との振り付け作業について

♪ old school

古いものと新しいものを融合させたレトロモダンな雰囲気 インスパイヤーとしては映画John Wick3、Blade runner 2049

cyber city retrofuture 古い映画を新解釈してリメイクしたようなイメージ

振り付けイメージは マイケルジャクソンのオマージュ。 

ショーの1発目としてウォレスの登場感にインパクトを与える振り付けをリクエスト。

1995 MTVミュージック・アワードのマイケル・ジャクソン「Dangerous」パフォーマンス映像をイメージの共有として使用

 

U2CREATE ユーツークリエイト 内海毅  UTSUMI TAKESHI