映画「ブルーボーイ事件」
当事者の出演者から醸し出していたリアリティは、強い説得力があり、多種多様なそれぞれのアイデンティティを描いた脚本演出が素晴らしい。
証人喚問で「私の幸せは、みなさんが思うような幸せではありません」中川未悠演じるサチの凛とした言葉に胸が締め付けられました。
……………………….自分の幸せは自分で決める。本当に胸に刺さるセリフでした。
「ブルーボーイ事件」はエンタメ作品として多様化する性的マイノリティへの理解を深める秀逸な作品で、自分に正直に生きたいと思う人たちの存在を知る事で、当事者の気持ちに寄り添える優しさに満ちた作品です。